2SB450

低周波電力増幅用ゲルマニウムトランジスタ 八欧 2SB450



「YAOU」とは聞き慣れないかも知れませんが、当時の「八欧電機」のちの「富士通ゼネラル」です。低周波電力増幅用としてリリースされました。
最大定格値が日立製2SB370と同等なうえ、筐体の造りも一緒なので日立から八欧へOEM供給されていたものと思われます。


【諸元】
製造元:八欧電機株式会社(現富士通ゼネラル)
構 造:ゲルマニウムPNP合金接合型
【最大定格】
コレクタ・ベース間電圧:  −25V
コレクタ電流     : −500mA
コレクタ損失     :  200mW


 家電生産の名門だった八欧電機(株)、「ゼネラル」ブランドで展開する優れた家電開発が家電部門強化を急いでいた富士通(株)の目に留まり、資本提携に至ったと言われています。

【八欧電機(株)沿革】
 昭和11年  (株)八欧商店設立。ラジオ・拡声装置・電機蓄音機などの製造から家庭電器部門に進出。
 昭和30年代 八欧電機(株)と改称。
 昭和50年代 富士通(株)と資本提携。
 昭和60年代 商標を『ゼネラル』から『富士通ゼネラル』に変更。社名を(株)富士通ゼネラルと改称。

画像及び本文:klx_111様